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我々をここまで打ちのめしたチームはほかにない。サー・アレックス・ファーガソン 『FCバルセロナの語られざる内幕』グレアム・ハンター

バルセロナファン必読の書。

クライフからグアルディオラに引き継がれたバルサの歴史、下部組織(カンテラ)での選手育成について書かれています。
サッカー史上最強と言われたこのチームもその栄光を10年保つことはできませんでした。

このようなチームがまた現れるのか、もう二度と出現しないのか興味深いところです。

FCバルセロナの語られざる内幕

内容紹介

FCバルセロナは、なぜ世界最強のクラブになることができたのか。
そして、なぜ世界中から愛されているのか。
バルセロナ在住で、長年にわたりバルセロナ担当の記者として活躍する筆者が、その秘密を語る!

本書は、著者が監督のペップ・グアルディオラにクラブの特徴を尋ねたところ、
グアルディオラは、自分たちがカタルニャのクラブであることに誇りを感じていることだと語る。
もちろんそれだけではなく、バルセロナの栄光に、才能豊かな選手たち、優れた指導者、厳しい練習、熱心なサポーターなどの存在を欠かすことはできない。
家族とともに、アルゼンチンから大西洋を越えてやってきた少年メッシ。
ライカールトの電撃解任で監督に就任し、ロナウジーニョ、エトオなどの主力を外すと公言したグアルディオラ。
ボールに対する飽くことなき執念を見せる闘将シャビ。
表舞台で活躍するスターたちのエピソードから、クラブの経営陣、カンテラと呼ばれる下部組織といった、より深く切り込んだ内容にも触れる。

さらに各章の間には、グアルディオラ就任後の約3年間からピックアップした重要な試合の概要や、アウヴェス、ブスケツ、アビダルなど、その他の主力選手の紹介が挿入されており、現在のFCバルセロナを多方面からとらえられる内容になっている。
一般のマスメディアでは知ることができないような、コーチや選手、クラブ関係者に関する話は、長年FCバルセロナを担当し、このクラブを心から愛してやまない著者ならではと言える。
大著ながら、その内容の豊かさ、おもしろさに、つい引き込まれてしまうことだろう。

「1960年代にアバディーンの本拠地ピットドリーへ通い始めて以来、私はサッカーのさまざまな顔を見てきた。
もちろん、サッカーにはそもそも人々を勇気づけ、感動させる力があるにせよ、
このバルサほど世界中の人々を魅了するクラブはない」
(グレアム・ハンター 「はじめに」より)

目次

 1 ウェンブリーへの道 ダビド・ビジャ:エル・グアへ

 2 奇跡のフットボーラー、メッシができるまで 注目の一戦:シャフタール・ドネツク1-2バルセロナ

 3 海外放出組の帰還 注目の一戦:アスレティック・ビルバオ1-4バルセロナ

 4 マキーナ(機械)と呼ばれる男、シャビ ダニ・アウベス:スタイル株式会社

 5 バルサの進化論 注目の一戦:レアル・マドリード2-6バルセロナ

 6 ペップのできるまで セルヒオ・ブスケツ:用心棒

 7 知られざるバルセロナの帝王たち 注目の一戦:バルセロナ2-0レアル・マドリード

 8 ピケとプジョール、サッカー界のおかしな2人 ビクトル・バルデス:ハートブレーカー

 9 選手育成の場 ラ・マシアの重要性 ペドロ:カムバック・キッド

10 解決屋アンドレス・イニエスタ 注目の一戦:チェルシー1-1バルセロナ

11  ペップとジョゼ、世界最高のライバルが誕生するまで エリック・アビダル:サバイバー

12 最高の選手、リオネル・メッシ