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スイッチ・オンの生き方 遺伝子が目覚めれば、人生が変わる

スイッチ・オンの生き方 遺伝子が目覚めれば、人生が変わる』(致知出版社)の著者村上和雄さんは日本の分子生物学者で、1983年に、高血圧を引き起こす原因となる酵素「ヒト・レニン」の遺伝子解読に成功し注目を集めました。(村上和雄 - Wikipedia

遺伝子研究という時代の先端を行く科学者である著者がサムシング・グレートという神的なものの存在について語っているところが非常に興味深いところだと思います。

サムシング・グレートとは何か

大自然の偉大な力、神や仏のような存在で、生き物を生かす不思議な力、サムシング・グレートというものがあるはずだと筆者はいいます。

私は生命科学の現場に50年以上いますが、研究を続ければ続けるほどに、生命の本質は人間の理性や知性だけではとうてい説明ができるものではないと感じるようになりました。

生命の本質について科学が明らかにできることは全体のうちごくわずかに過ぎないということを研究を続けてきたことによって確信したわけですね。

万巻の書物に匹敵する膨大な遺伝情報を極微な空間に書き込み、しかも、それを正確に一切の休みなく作動させている遺伝子とは、まさに奇跡としか表現のしようがないものです。

このような奇跡をもたらす「人間の理性や知性をはるかに超えたもの」それがサムシング・グレートです。

科学の研究を極めた結果、サムシング・グレート(=神のようなもの)の存在を考えざるを得なくなったというところが非常に興味深いと思います。

筆者は遺伝子研究の研究成果を踏まえ、自分の中に眠っている遺伝子のスイッチを入れオンにすることができれば、能力をより発揮できるということを繰り返し言われています。

 

子育ての参考になる興味深い記述も詰まっており、子どもが能力を発揮するにはどうすればいいか考えるヒントを与えてくれる本です。