大リーグ・レッドソックスの上原選手の振る舞いから仕事や研究などで不振の時期の対処の仕方について多くのことを学ぶことができます。
…究極には、球団が上原のことを非常に信頼し、高く評価している背景がある。
それまで防御率1.29と鉄壁の投球をみせていた上原は、8月16日を境に6試合で10失点という大不振に陥った。その時の対処の仕方に首脳陣が感心し、更に評価が高まったというエピソードがある。「あのスランプで、我々はコージがいかに不振から逃げることなく、現実に向き合い、立て直すかを知ることができた。彼には何が起きていて、どうす れば克服できるか、そのため、何が必要なのかが分かっていた。その上で我々と実直にコミュニケーションを取った。その結果、彼に対する信頼は揺るぎないも のになったんだ」とシーズン終盤にチェリントンGMは語った。
不振時の上原は一切の言い訳をせず、これ以上、チームに迷惑をかけられないと悟った時点で自分から抑えの役から外して欲しいと訴えた。「立て直す時間が 欲しい」と説明し、黙々と走り込み、体をいじめて、シーズン終盤を3試合連続無失点で終えている。この、首脳陣へのアプローチを含めた一連の対処の仕方の クレバーさが、評価されたのだ。
なぜ39歳の上原がレ軍と常識外の巨額契約を結べたのか? | THE PAGE(ザ・ページ)